新潟大学地域共同研究センター協力会
第5回 機械要素・トライボロジー勉強会

平成12年12月14日(木) 15:00〜17:00
新潟ステーションホテル

題目:「金型とトライボロジー」
講師: 岩渕 明 先生 (岩手大学工学部機械工学科 教授)

本年度最後の勉強会は,岩手大学より岩渕 明 先生をお招きして,金型に係る
トライボロジーについてお話していただきました.金型の生産は,新潟県にもかかわりが深く,
参加者の皆様にとっても興味深い内容でした.


新田先生による開会の挨拶と,岩渕先生のご紹介です.岩渕先生は新田先生が東北大学大学院
在学中に所属していた研究室で当時は助手をなさっており,古くからのお知り合いです.


岩渕先生はトライボロジーの専門家で,主にフレッティング(微動摩耗)を中心に研究を
されています.今回講演していただいたような金型の長寿命化などについても研究されており,
岩手県で金型に関する地域コンソーシアムを立ち上げるなど,大変精力的に研究活動をされています.


日本の金型産業は世界一の規模であり,その中でも特殊な設備が必要であったり
難易度の高い物(半導体リードフレーム,自動車用大物プレス)が多いそうです.
そういった面から見ても日本の金型関連の研究は世界最先端のレベルであると言えます.


参加者の方々からも,多数の質問をいただき,活発な意見交換が行えました.
岩渕先生も熱心にご回答してくださり大変有意義な勉強会となりました.

勉強会終了後は,近くの居酒屋で懇親会を行いました.来年へ向けて,より一層参加者
の方々の結束力を固めるべく研究以外(?)の様々な話題で大いに盛り上がりました.



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