平成13年12月13日(木) 15:00〜17:00
ニイガタ ステーションホテル
題目:「腐食摩耗と金型研磨への応用」
講師: 清水友治先生 (岩手大学工学部 助教授)
本年度2回目の勉強会は,岩手大学工学部より清水友治 先生をお招きして講演して頂きました.前回講師に続き 清水先生も,新田先生が東北大学助手時代に所属していた研究室の後輩にあたられるそうです. 清水先生による講演
清水先生は,固体表面の形状をコンピュータで再現することを研究していますが,その一方で金属の腐食摩耗機構も研究しています.その現象を複合電解研磨法として金型研磨へ応用した事例について解説してもらいました.
腐食摩耗は化学的作用と機械的作用の相互作用として影響を受けます.そのメカニズムを解明するために電気化学的アプローチを行っています.
複合電解研磨法では金型表面の不動態化と腐食作用を利用し研磨効率を向上させることができます.また非常に柔軟な研磨工具としてMR流体を用いることで鏡面まで研磨することができるようになりました.