第07回英文輪読06月25日

'豊﨑'訳

　いくつかのほかのパラメーターが存在する。 それはスペクトル線変化図の高さの変化をさらに特徴ずけるものである。

Rt－最も低い谷から最も高い隆起までの縦の高さ。また、山から谷間までの粗さとして知られている。
Rp－高さ平均から最も高い隆起までの距離。
Rz－グラフの最も低い5箇所の場所の平均から最も高い5箇所の場所の平均。

　明らかに、これらのパラメーターはz高さの変化の表面平均を特徴づけ、どのようにしてzに近づくという情報は提供されず、互いに関連がある。 それらは表面の地形を不完全に特徴づける、それは地形(傾斜、形、表面特徴のサイズ、また、これらの間隔、規則性)の横の変化についてのいくらかの情報が提供されないためである。 たとえば、図2.3は表面のグラフを示しており、すべてで同じRqに値を持っている。 しかし、異なった頻度と形たちがトライボロジーの状況での接触力学と接触面が大幅に違うことが結果で出ている。 これらのz変化の粗さパラメーターは、特に粗さの形は主に表面の特徴づけに役立ている。 たとえば高さ変化による変化目盛りでは、同じ製造方法によって作られるように。 一般的な失敗はz高さの粗さパラメーターの違う方法による表面組織とRqに似ている表面の数値と思い込むことの比較であり、たとえばそれはトライボロジー的な性質に似る。

▲PAGE TOP

'中村'訳

2.2.2　突起の頂点の粗さパラメ－ター
通常、接触は突起の頂点で発生するので、ほとんどのトライボロジー関連のトポグラフィーパラメータは多くの場合、これらの突起の頂点を特徴づけるものである。

ns－単位面積当たりの突起の頂点の数
σs－頂点の高さの標準偏差
Rs－頂点の平均曲率半径　 個々の突起の頂点は二つの直交する方向に測定した二つの曲率半径、RxとRyと関連している。 平均半径は次のように定義される、

ここで、i-添え字はi番目の突起であることを意味する。 RsはRiの全体の平均である。

　これらの頂点粗さパラメータを求めることは一般的に、3次元表面トポグラフィーデータを集め、適切に分析することを必要とする。 私たちはしかし、1ライン上の表面粗さから得られたものから頂点のパラメータのいくつかを推定することができる。(グリーンウッド1984年)

▲PAGE TOP

'入井'訳


2.3　表面高さの分布
高さzの粗さパラメータRa，Rqおよびσは，平均面から表面高さがどのように変化するのかを示すだけにすぎない． 高さ分布（確率分布や高さのヒストグラムとも呼ばれる）で表すことで，表面高さがどのように変化するかについて，より詳細な状況を得ることができる． 高さ分布は確率φ(z)であり，zとz+dzの間における表面上の特定の点の高さの確率である． そして，高さ分布はzとz+dzの線の間の断面曲線の一部（図2.4）を測定することにより計算される．
　確率分布（確率密度関数）φ(z)を積分すると累積確率関数（累積分布関数）Φ(z)になる．

式(2.10)で図2.4右側のS字カーブができる． Φ(z)はzの関数で表現され，ベアリング曲線（アボットの負荷曲線）とも呼ばれる． 表面の下側と特定のz高さより上側の領域の割合である．（図2.4）
　実際の表面の多くは，高さ分布がガウス分布（正規分布）に近くなる． ガウス分布は次式により与えられる．

ガウス分布の便利なところは，標準偏差σが分布を完全に表すことである． ガウス分布に関して，表面高さの68.3％は平均面の±1σ，95.4％は±2σ，99.7％は±3σの範囲にある．

図2.4　高さ分布または確率密度関数φ(z)と累積分布関数Φ(z)

▲PAGE TOP

<< PREV　NEXT >>