第01回英文輪読04月06日

'飯詰'訳

序文

摩擦、磨耗、潤滑の学問であるトライボロジは、材料科学者もしくは冶金学者と同様に、物理学者、化学者、機械エンジニアの専門的知識を利用する学際的な科目である。それゆえ、その科目はさまざまな異なる視点からアプローチされることが可能である。ほとんどの以前の教科書は、数学の正確さでモデル化可能なトライボロジの話題(例えば接触構造、流体膜の潤滑ベアリングデザイン)に焦点を当ててきた。これらは疑いもなく重要である。しかし、現在の本では、より重要視されているのは、正確な量的な分析(トライボロジの背景における材料の作用、特に摩擦と擦り切れのような)を受け入れにくい、等しく重要な話題である。  その本は物理科学や技術の、学部学生の最終学年生徒、特に機械エンジニアリング、材料科学、冶金学の生徒を意図されている。また、これらを履修した大学院生やコースの課程を経験した人にも価値があり、研究文献に対して多くの言及がなされているので、私はそれが産業で働いている科学者やエンジニアたちに、トライボロジの有益な最初の情報源を証明することを願っている。  材料におけるトライボロジ的な作用についての本の提供、特に磨耗の分野に取り組むに当たり、私は非常に困難な仕事を引き受けたことを重々承知している。Duncan Dowson教授は、摩擦の科学的学問は約300年、潤滑の科学的学問は1世紀以上さかのぼるにもかかわらず、磨耗は似たような注目を50年しか受けていないと述べた。それは今後もっと伸び得るし、過去20年間で私たちの磨耗のメカニズムに関する理解が、広く普及した電子顕微鏡の利用と微量分析の機器による方法だけで、もっとも急速に発展してきたことを示す。歴史が浅く、複雑な科目において、学説同士での競争、学術用語と定義による混乱、実験観察の矛盾は避けられない。にもかかわらず、その科目の土台は現在よく出来上がっているようで、最近の発展と同様に、確かに起こるであろう未来の進歩を、読者が正しく理解できるような方法で、私はそれらの提案に挑戦した。 各章の最後に、お薦めの参考文献をリストしたが、短い説明文で正確に引用しようとした多くの図のソースは、入り口の重要な要点をも実験論文に与えるだろう。多くの著者と出版者に、コピーの複写を許可してくれたことを非常に感謝しています。

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