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脳動脈瘤クリップ把持部表面の摩擦特性評価
脳動脈瘤は脳動脈の一部に水を入れた風船のような血管ができる病気です. この瘤が破裂すると,命にかかわる病気になります. 脳動脈瘤クリップは脳動脈瘤を治療するための医療器具の一つです. 脳動脈瘤クリップの血管を把持する部分の表面には,ピラミッド形状の窪みが作製されています. これはクリップが血管から外れること(スリップアウト)を防ぎます. しかし,この形状よりもスリップアウトを防止する形状があるかどうか検討されていません. そこで,本研究ではTHGレーザ加工機を用いて異なる種々の表面性状を作製し,その摩擦特性を評価しています.