Research
現在の研究内容
広視野レーザ顕微鏡を用いた円筒表面形状の高精度測定
本研究室が開発した広視野レーザ顕微鏡によって円筒表面の効率的な観察が可能となっている． その原理は円筒母線方向にレーザを走査し，さらに円筒を回転させることで表面の展開図を取得するというもので，短い時間で非常に高精細な画像を取得できる． 一般に視野と高さ方向分解能とはトレードオフの関係にある． そのため広範囲にレーザの走査を行う広視野レーザ顕微鏡は高さ方向の分解能が犠牲になっており，他の観察装置に比べても高いとは言えない． そこで円筒表面に参照板を介してレーザを走査することでレーザの干渉を発生させ，干渉縞画像を取得する． この干渉縞画像の解析を行うことで表面形状を求め犠牲となった高さ方向の分解能をナノレベルまで向上させることを研究目的としている．
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